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ネイチャー ウォッチング ボート(NWB)
これがNWBです。大きさは釣り船よりも二回り
くらい大きいでしょうか。操舵室の下にキャビンが
あって、雨や寒いときでも大丈夫です。トイレも付
いています。
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要所要所で船長が説明をしてくれます。
のんびりと、ぼーっと風景を見ているのが
一番自然を味わっていることかも知れませんね。
頭の中の洗濯になります・・・。
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復路は岸の近くを航行していきます。
何カ所か部分的に近寄るだけではなく、ほぼずっ
と近くを航行し、これだけゆっくりと観察する船
は当船だけ。
ちなみに、右前方に見える白い点がカムイワッカ
の滝。(硫黄山コースの船はこのへんで折り返し)
陸からの道は、このあたりで終点です。ここから
先は船でしか観光できません。いよいよ秘境らし
くなっていきます。ヒグマがよく見られるのは
これから岬にかけてです。 |
知床岬先端 船はこれから岬先端に近づいてい
き、灯台を見て折り返します。
知床岬は特別保護地区に指定されていて、草木を
傷つけることはおろか落ち葉を拾うのにも許可が
必要なほど法律で厳しく規制されています。
また、環境省、羅臼町、斜里町の申し合わせで、
上陸も禁止されています。
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カムイワッカの滝
近くから見ると滝の下に木の
柵のようなものが見えます。
(昔の硫黄採掘の跡です)
この滝のずっと上流にカムイ
ワッカ露天風呂があります。
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復路は普通に航行して、知床半島の風景(遠景)
を楽しんでいただきます。
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男の涙
遠くからでは、ただの断崖
絶壁ですが、近くに寄って
みると、百メートル近い断
崖から湧き水が滝になって
落ちています。迫力もさる
ことながら、ここに来ると
心が洗われる思いがします。
陸から行くにはかなりの難
所なため、まず船でないと
見ることができません。
プロのカメラマンにも人気
のあるポイントです。ここ
まで近寄れるのもNWBだか
らこそです。 |
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男の涙
左の写真より、もっと近づいたところです。
私は、ここに来ると、頭がすーっとして、日頃の
モヤモヤやを忘れます。心身共に洗われるのが、
実感できます。
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船からは数種数万羽の野鳥を見ることができます。
断崖では沢山のウミウやオオセグロカモメが営巣
していて、夏頃はちょうど子育てのシーズンです。
運が良ければオジロワシも見られます。
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沖の方にイルカの群を見つけたので、船をイルカ
の方へ走らせてイルカウォッチングです。イルカ
はまるで遊ぶように船の周りを泳ぎ回っていまし
た。昨年(平成15年)のイルカの観察率は73
パーセントでした。
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ヒグマを見られる確率は、その年によっても違い
ますが、昨年は91パーセントでした。でも、必ず
見られるとは限りませんし、その年によっても違
いますのであまり大きな期待はしないでください。
ヒグマのことばかり考えて、肝心の知床を見落と
してしまったら元も子もありませんので・・・。 |
小型船ですので欠航することも時々あります。
「もしNWBが欠航した場合は大型観光船に乗る」
という覚悟で予定を組んでいただければ幸いです。 |